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イーズ予備校 代表あいさつ

浪人は伸びる。自宅浪人、予備校浪人、大事なのは合っているか。イーズ予備校代表あいさつ

何から手を付けたらいいのかわからなかった現役時代

1に部活、2に部活、3、4に部活、5に部活。

頭の中は部活一色。

やりたくなかったけれども部長に選ばれ、3年生の春すぎまでがっつり部活。

「引退してから受験勉強だ!」と考えていた。高校受験はその流れで問題なかったから。

ところが、夏前に受けた模試で、やっと現実に気づく。これはやばいぞ、と。

 

それまでの勉強といえば、

①好きな科目は校内平均を越えるほど

②好きでも嫌いでもない科目はそこそこに平均点越え

③嫌いな科目は赤点を回避できればそれでいいや

という位置づけで勉強していた。

 

国立大学を目指すとなればセンター試験で5教科やらないといけない。

さて、どうしたものか。何からどんな風に手を付けたら良いのやら。

定期テストで点数がとれていようと、総合問題としての模試では点数が採れていない。

実際センター模試は全体で5割の出来だった。こいつはまずい。

英語は放置してたから、イチからやり直そう。文法の細かいものがまったくだし、単語もやらないと。数学はまわりよりできるつもりだったけど、センター模試はうまくいかない。スピード、正確性ともに足りない。国語、こいつはやっかいだ。何していいかわからん。

誰か勉強の方法を教えてくれ。周りに聞いても、みんなできたりできなかったりで、「これ!」という方法がわからない。とりあえずがむしゃらにイチからやろうにも、どの参考書・問題集がいいのか。本屋の参考書コーナーに向かうも、ありすぎて何がなんだか。そもそも受験の仕組みとかそういうのもよくわからんぞ。学校で説明してもらったっけ?

いやいやまったく記憶にない。何から手を付けよう。

 

そうやって、僕の受験勉強はスタートすることとなった。もはやスタートしたのかどうかわからないうやむやなスタートではあったが。

覚悟の浪人生活へ

その後、高3の夏以降、成績推移はよく覚えていないが、センター本番70%。確かこれくらい。僕は筑波大学に行きたかった。実家が千葉だったから、都内に満員電車で通いたくなかった。筑波の、のびのびとした雰囲気の中で、自由な大学生活に憧れた。
僕の通った高校は、半分くらいが浪人するような進学校。周りの友人達もかなりの人数が浪人し、近くの大手予備校へ通うと決めていた。
そんな中、家族との話し合いもあり、自宅浪人という道をとることにする。
通信教育と参考書・問題集を読み漁り、勉強の方針を決め、家で浪人することに。
センター試験の点数が重要だったから、センター系の問題集は、ほとんど片っ端から解いて2〜3周した。おかげでセンター模試の点数は伸びていったが、二次の記述の対策がどうにもうまくいかない。こればかりは自力での勉強に限界を感じた。知識があっても、その運用方法がわからない。つまりは、「解き方」がわからない。記述の対策もしないといけないのに。自宅浪人には限界がある。そう感じて、記述・論述を求めて予備校へ通うことにした。

考えた末の自宅浪人
記述論述を求めて予備校へ

記述・論述を求めて予備校へ

センター系問題集を片っ端からやっていた結果として、基礎的な知識はまんべんなく習得できていた(ような気がする)というのもあり、応用が少しずつ染み込むのがわかる。基礎知識がなければまったくついていけなかったであろうレベルの授業で、たくさんの新しい発見があった。どうやら僕は通った予備校とうまく合ったようだ。
・新しい知識

・自分のやりたいことに適した参考書・問題集
・受験に関する情報
などなど、自宅浪人では限界があるものたちに触れられたことは予備校の良かったところだ。こんな参考書・問題集があったんだ!と本屋へよるのはひとつの楽しみにさえなった。
予備校で再会した高校の同期と励まし合い、すでに現役で大学へ進学した友人たちからも応援してもらい、記述力を身につけて、筑波大学へと進学することができた。

これから浪人を考えている人へ

これから浪人を考えている人へ

浪人中、現役時代を振り返って、「もっと早くいろいろ手を付けていれば、、、」と思ったことがある。思えば、部活、部活、部活、、、という生活をしていた理由のひとつに、勉強からの逃避があったんじゃないか、と。しかし、後悔なく、部活はやりきった。最高の結果とは言い難い部分もあったけど、それはそれ。
だけど、もっと勉強に対してやりようはあったと思った。勉強の仕方についてもなんにもわかっていなかった。受験の仕組みについても同じだ。もっと早く知っていたらどうだったんだろうか。いくら考えても、過去は変わらない。変えることができるのは、「これから」だ。

 

自宅浪人も予備校での浪人も経験したからわかることがある。自分がやりたいことに合わせた浪人生活をするのが良い、ということ。自宅浪人の決断をするのはとても覚悟が必要だった。いろいろ考えた当時の僕の勉強計画は、センターにはうまくハマったけど、記述となると限界があった。参考書・問題集の良し悪しの判断だって限界があった。もちろん、今なら自力での記述力養成の方法もわかるし、参考書・問題集の良し悪しもわかる。長い年月をかけて、膨大な量を目にしてきたからだ。それをこれから浪人するって人が自力でやるのは無茶だ。いくらなんでも時間が足りない。やりたい、こだわりたいという人はいるだろうけど、それは効率が悪い。大事なことは合格するということ。そのためには基礎力の養成とそれを土台にした応用力が必要だ。
「理解」×「知識暗記」×「演習」という流れは、基礎においても、応用においても、共通することだ。医学部だろうが、難関大と言われる大学だろうが、「基礎の上に応用」なのは変わらない。徹底して基礎的なことは素速くできるようにした。だからこそ、記述力をスムーズに養成できた。現役の子たちには、無理な背伸びなどせず、一番やるべきことに徹底して時間を割いて欲しい。基礎が無いなら基礎だ。自分よりもできる子が解いている問題集を解く必要はない。自分に良い問題集を解くべきだ。自分よりも実力が上だから、その問題集を解いているんだ。合う問題集は人それぞれなんだ。付け焼き刃って思えるかもしれないけど、無理したものは身につかない。だから、まずは大事なことにエネルギーを費やそう。浪人するかどうかはそれからだ。

 

そして、、、

浪人するならさらなるレベルアップをしようじゃないか。僕ならそう考える。せっかくもう一年あるんだ。そのままだったら成し遂げられなかった結果を手に入れてやろうじゃないか。過去を変化させることはできない。だからといって、何もしないなんてこともできない。

さあ、シナリオを変えるときだ。

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