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宮崎大学医学部 数学2017前期
出題数
5題出題
すべて医学部用の問題ですが、問題の難易度は決して高すぎることはありません。
基本をしっかり勉強し、ある程度入試問題に慣れていれば、十分に完答できる問題ばかりです。
第1問 ベクトル
小問:3つ
第2問 数列
小問:4つ
第3問 整数
小問:3つ
第4問 数Ⅲ微分積分
小問:3つ
第5問 確率
小問:4つ
目標得点率
センター試験900点
2次試験600点(面接は点数化されない)
2017年度合格最低点が1124/1500
ボーダー84%なのでセンターで756点をとっていると仮定します。
2次で最低限必要な点数が
1124-756=368
ですから
368/600=0.61333・・・
2次試験で62%以上必要です。
試験時間は120分に対して、分量も適量です。
十分に狙える得点率です。
答え
方針
第1問
(3)ベクトルOHの実数倍。成分を球の方程式に代入。
<まとめ>
例題にあるような問題ですので、計算ミスだけ気をつけましょう。
また座標に0が多い場合は、図示することで解きやすくなることがあります。
今回は図示することの恩恵はそこまでないかな・・・
題2問
(1)実験させてくれています。僕は(4)の後に解きました。
(3)なぜ漸化式を作らせるのかしっかり考えましょう。
一般項を出しにくいからです。増分だけであれば非常に考えやすいですね。
<まとめ>
(3)がなければ難問ですが、(3)の意図をしっかり理解できれば楽勝ですね。
題3問
(3)けっきょく共通項の数列ですね。センターレベルです。
<まとめ>
(3)の問題文の様子に構えますが、よく読めばただの共通項の数列です。
実質、この題3問はセンター試験レベルといえます。
数字が大きいので、計算ミス注意。
題4問
(2)曲線の長さは珍しい出題ですね。これを機にできるようにしておきましょう。
<まとめ>
(2)はあまり出題されない計算なので、やられた!って人も多いかな。
でも、(1)(3)も基本的な計算問題でした。
(2)を飛ばして(3)は解くべきです。解きましたか?
題5問
(1)(2)誰がどの手で勝つか
(3)あいこは余事象。勝負が決まるときは、全員が勝つ手か負ける手のどちらかを出している。
全員勝つ手、全員負ける手を抜くのを忘れずに。
(4)(ⅰ)1回目で1人勝ち
(ⅱ)1回目であいこ、2回めで1人勝ち
(ⅲ)1回目でk人勝ち、2回めで1人勝ち
<まとめ>
(4)はやや面倒ですが、(1)(2)(3)すべてが下準備になっているので誘導が非常に丁寧な問題ですね。
ルールは図示するなどして、勘違いなどないように気をつけてね。