琉球大学医学部 数学2017前期
出題数
4題出題。
教育学部、理学部、工学部と共通問題。
第1問
単元:数Ⅲ微分積分
小問:2つ(小問は独立)
第2問
単元:三角関数、数Ⅲ積分
小問:2つ
第3問
単元:複素数平面
小問:なし
第4問
単元:確率
小問:3つ
全体の難易度
他学部と共通であるためか、問題の難易度はかなり易しいと言えます。
基本をしっかり勉強していれば、十分に完答できる問題ばかりです。
目標得点率
センター試験配点900点
2次試験配点800点
2017年度合格最低点が 1367.4/1700
ボーダー85%なのでセンターで765点をとっていると仮定します。
2次での必要点数が
1364.5-765=599.5
ですから
599.5/800=0.749・・・
2次試験で75%以上必要です。
試験時間は120分に対して、分量は少なめです。
十分に狙える得点率です。
答え
方針
第1問
(1)ただの計算問題です。
(2)点と直線の距離の公式でtの関数をつくり、微分です。
<まとめ>
数Ⅲ範囲ですので入試基本としましたが、センター試験のレベルといって良いでしょう。
題2問
(1)3倍角の公式覚えましょう。3歳ひいて4歳参上。
(2)(1)のおかげで符号の判断がつきますので、2つに分けます。
三角関数の積分ですが、式変形は必要なくそのまま積分できます。丁寧に計算しましょう。
<まとめ>
数Ⅲ範囲ですので入試基本としましたが、センター試験のレベルといって良いでしょう。
題3問
複素数における実数条件を式にする方法は「共役な複素数が元の複素数と等しい」です。
zが実数のときと、|z|=3のときの2つが出ます。さらに実数のとりうる範囲も決まっていますので、
円の一部とx軸の一部が答えになります。円のときは極形式を使いましょう。
<まとめ>
入試問題で何度か出題されたことのある設定です。
数Ⅲ範囲ですので入試基本としましたが、センター試験のレベルといって良いでしょう。
題4問
(1)袋と玉の様子を図示して、勘違いの無いようにしましょう。
(2)Aが取り出す色の組み合わせは3通りしかありません。すべて図示してもよいでしょう。その方が確実です。
(3)条件付き確率。すでに(1)(2)で出した値を使うだけなので、すぐに終わります。
<まとめ>
センター試験でありそうな問題ですね。