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生物

半分の時間で得点を2倍にしてみせよう。

3段階の成長ステップと各段階での学習法。

1.用語や現象、実験の暗記

【インプットの回数を増やす。】

 

■学習法

暗記科目すべてに通用する、シンプルかつ効果抜群の方法を紹介しましょう。 まずは、学習する参考書を1冊に絞ります。問題集ではなく、参考書ですよ。 この1冊と1年間付き合っていくという参考書を決めて下さい。 参考書選びの基準は、 ・図やグラフが多い ・余白が多い(自分で書き込めるように) です。すでに愛用の参考書があれば、それでOKです。 やることは簡単です。 その参考書に全ての情報を書き込むようにします。 得た情報のすべてを、1箇所にまとめてください。 授業でとったノート、問題集の解説で 勉強になったこと、模試の復習で勉強になったこと、 すべてをその参考書にまとめます。 あとは、その1冊を常日頃見返すだけです。

 

■授業の受け方

4月からスタートする簡単な問題演習を通じて、参考書を読むことから始めてください。 参考書を脇においての問題演習は大歓迎。むしろ、参考書を読むという勉強は面白くないと思うので、 参考書を読むための動機付けとして問題を用意していると思ってください。 参考書には書いていないようなことで、知識をつなげるために必要な理解は講義で徹底的に説明します。

 

■理由

この勉強法は絶対に守ってくださいね。ここまで強く言う理由がしっかりあります。 記憶の残りやすさは、頭に入れるために(インプットに)要した時間ではなくて、 インプットの回数が重要なんです。いいですか、回数が大事ですからね!! 全然興味のないクラスメイトの名前をフルネームで覚えている理由は、毎朝の出欠確認だったりします。 回数をこなすためには、閲覧のしやすさが何よりも大事ですよね。 今まで学んだ情報が、ノートや、資料集、教科書などに 分散していたら、 検索するだけで時間をロスしてしまいます。

 

■その他

マークで80%をとることがある子でも、暗記の精度は非常に低かったりします。 二次試験対策で論述を書いた人なら、 自分は何も分かっていないのではないかとショックを受けた子も多いのではないでしょうか。 イーズ生物では、センターまでの子でも2次試験までの子でも、まずは基礎基本を重点的にやります。

 

 

 

2.考察問題を解く

【国語力の向上は欠かせない。】

 

■学習法

特別な学習法はありません。 考察問題を解くために必要な能力を紹介します。 考察問題を解く能力はこの能力を磨くまでに必要なことが3点あります。

①、1(最初の項目)の能力が十分に備わっていること。

②、グラフや表の読み方をしっていること。

③、国語力が備わっていること。

この3つが備わっていれば、考察問題など恐るるに足りません。

 

■授業の受け方

授業では10月からマーク演習に入りますので、 それまでにしっかりと③の国語力を鍛えておいて下さい。 マーク演習では ・これまで学習してきた基本的な知識の網羅的な復習 ・考察問題の解きなれ(グラフや表の読み方の学習を含む) を目的としています。 この2点を明確に意識して演習に取り組んでくださいね。

 

■理由

教科書内容の知識が不足していれば、考察問題も当然解けません。 教科書レベルの知識は十分にあるけれど、点数を落とすような場合を想定してみましょう。 必要なのは、国語力。 例えば、 A「 実験から判断できる記述を以下から選べ。」 B「実験に当てはまる記述を以下から選べ。」 この2つの問題文で、それぞれ問に即した頭の働かせ方を考えてみましょう。 Aの問題では、実験から判断できることしか 選んではいけません。 つまり、たとえ選択肢に事実が書いてあっても、 実験から導かれる結論と言えなければ、正解ではない。 Bの問題では、逆に実験に当てはまればいい。 つまり、その実験から導けない結論、確定できない結論であっても、実験結果と矛盾しなければいい。 このように、設問に正しく答えるという意識が必要となります。 しかし、国語の設問に比べると、とても簡単な論理なので強い気持ちで望みましょう。 実際に考察問題を扱うのは10月からなので、それまでに国語をしっかりと勉強してください。

 

 

 

3.論述力

【テンプレートを身につける。】

 

■学習法

センター試験が終了してから本格的に取り扱います。 ですので、講義、マーク演習を通じて「正確な暗記・理解」を済ませたころから、 仕上げの演習ということになります。 授業内では、講師が採点をして、一人ひとりにフィードバックをします。 正確な知識はあっても、 論述は”書く練習”をすることを怠ると点数のとれる論述を書けるようにはなりません。 この段階では、 ・書くべきこと ・論述用の表現 を覚えていきます。やはり終始暗記なんですね。

 

■授業の受け方

イーズテキスト(問題集)の論述問題を4,5題ほど書いてから授業に参加してもらいます。 このとき、まったく思いつかないからといって空欄のままにして授業に臨むと、せっかくの学習チャンスを逃すことになります。 分からないなりに論述の文章を作成してみると、どうしても表現が難しい内容があることに気付きます。 この状態で模範解答を見ることによって、表現力を養うことができます。

 

■具体例

「DNAとRNAの違いを説明せよ。」という問に対して、なんとなくは分かるんですよね。 しかし、試験という制限時間付きのなかで、点数の取れる論述を書くためには ①糖について述べる ②塩基の違いについて述べる ③2本鎖か1本鎖かについて述べる としっかり記憶していることが求められます。 また、この論述を初めて書くときは、表現の仕方について非常に悩む人が多いでしょう。 過去に一度書いたことがあるかどうかで、 この論述を書き上げるためにかかる時間は、大きく変わります。

各クラス内容 ※カリキュラムは目安です

クラス内容

生物 ハイクラス

□カリキュラム

4月〜6月:基礎用語の確認
7月〜11月:入試問題より実験考察演習
12月:共通テスト演習
1月〜入試:入試問題演習

□レベル

・共通テストで80点以上の人

□指導方針

記述論述の問題は実験を読み解くことが大前提。初見の実験でも条件を比較し、意図を把握する練習。
図や表で手早くまとめることも重要。発問をさせると思い込みが多いため、それを把握するとともに対照実験との比較を大事にする。また、読み飛ばしが多い子も少なからずいるため、下線を引くなど印のつけかたも指導。その上で再度記述の答案を作成させる。1度で点数につながる答案ができないことも多いためだ。

生物 スタンダードクラス

□カリキュラム

4月〜8月:基礎用語の確認
9月〜11月:入試問題より実験考察演習
12月:共通テスト演習
1月〜入試:入試問題演習

□レベル

・共通テストで60~80点の人

□指導方針

予備知識がなさ過ぎると、実験を解釈できなくなる。だから、まずは基礎知識の定着を徹底させる。その後、実験を正確に読み取る練習をしていく。
問題集で知らないことなどが出てきた場合は参考書や資料集との照らし合わせを推奨。ただ、指示だけではしっかりできないことも多いため、どんなふうに書き込むかまで伝える。調べることに加え、書き込み方の工夫で印象付けができ、暗記・二次での論述に役立つようになる。

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